2人組ロックバンド「NOBODY」のメンバー、木原敏雄氏が逝去されたというニュースを目にしました。
NOBODYといえば、世間的には決してメジャーな存在ではなかったかもしれません。
しかし、ハウンドドックの「浮気な、パレット・キャット」、アン・ルイスの「六本木心中」など、多くの名曲を手がけています。
さらに、吉川晃司の初期ヒット曲にも関わり、音楽シーンに確かな足跡を残しました。
彼らのルーツをたどると、もともとは矢沢永吉のバックバンドとして活動し、「矢沢ファミリー」としても知られていました。
そんな彼らの音楽に魅了され、80年代当時、CDを手に取った記憶が蘇ります。
そして、今日は久しぶりにコレクションの中から引っ張り出し、聴き返しています。
特に好きな曲が、次の2曲です。
①リバプールより愛をこめて
70年代の香りを残したメロディが心地よく、どこか懐かしさを感じる一曲。
②I'M NOBODY
彼らの6枚目のシングルで、当時この曲に惹かれてアルバムを購入しました。どことなく吉川晃司が歌っても似合いそうな、そんな雰囲気の楽曲です。
最近、80年代を駆け抜けたアーティストの訃報が続き、寂しさを覚えます。
しかし、いつも思うのは、「音楽は永遠」だということ。
ふと耳にした曲が、初めて聴いたときの感動や、あの頃の情景を鮮やかに蘇らせてくれる。
そんな力が音楽にはあります。
今日は木原敏雄氏を偲びながら、NOBODYのアルバムをリピートしようと思います。